こんにちは、taikiです。
皆さん、『ドラゴンボール』好きですか?当然好きですよね。
では、ドラゴンボールの続編である『ドラゴンボール超』はご存知でしょうか?
え??存在はなんとなく知ってるけど読んでない、、、
子供の頃、『ドラゴンボール』をワクワクしながら読んにも関わらず『ドラゴンボール超』を読んでいない人はもったいないです。
今回は、そんな人の為に『ドラゴンボール超』が読みたくなる話をネタバレの無い範囲でしようと思います。
ぜひ、お付き合いください!
『ドラゴンボール超』の基本情報
まず、本題に入る前に『ドラゴンボール超』の基本情報を抑えておきましょう。
ストーリーと漫画の分業体制
『ドラゴンボール』は人気作品でもあるため様々な派生作品がありますが、今回おすすめする『ドラゴンボール超』が正統な続編といっても過言ではないでしょう。
なぜなら、鳥山先生が原作を書いているからです。
『ドラゴンボール超』では、ストーリーを鳥山先生が書いて、絵をとよたろう先生が主に担当するという分業体制になりました。
鳥山先生ももう60代後半ですので、ジャンプ連載時のような超サイヤ人のテンションで漫画を書かれても身体が持ちません。
漫画を担当しているとよたろう先生も絵のタッチからドラゴンボール愛がとても伝わってくるので、違和感なく読むことができます。
ストーリーは魔人ブウの続きから
2015年からVジャンプにて連載していて、2020年8月現在、コミック14巻まで発売されています。
ストーリーは魔人ブウを倒した後の世界です。
悟空の孫であるパンちゃんを軸に展開するイマイチ馴染みのないアニメ、ドラゴンボールGTではありません。
みんなが一番親しみのあるドラゴンボールの続きです。
ドラゴンボール超が読みたくなる理由
理由1:スケール感がスゴイ
続編である『ドラゴンボール超』になって、もっともスゴイなぁと思ったことはスケール感のデカさです。
地球から舞台をナメック星に移してフリーザが登場した頃、ドラゴンボールのスケール感が一気に上がった気がしましたよね?
あれと同じ現象が『ドラゴンボール超』でもおきます。
その最たるものが宇宙が12個あって、悟空たちがいる宇宙空間は7番目の宇宙だったという設定でしょう。
また、破壊神ビルスという悟空もベジータもかなわない強さに特化した神様がいます。
各宇宙に界王神と破壊神が各々(合計24名)います。
そして、界王神と破壊神を束ねる全王様というキャラがいます。
ドラゴンボールの世界観に宇宙の概念と破壊の神、そして神々を束ねる全王という概念を持って来ちゃうんですから人間の創造力ってスゴイですよね。
フリーザが宇宙空間を暴れまわる姿が小さく見えてきます。
また、かつてのドラゴンボールでも人造人間・セル編で並行世界があったように、今回も並行世界についても描かれます。
あのドラゴンボールのタッチで描かれると普通に入ってきてしまいますが、並行世界×別の宇宙というSF小説のような設定です。
冷静に考えると結構スゴイ概念をさり気なく使ってますよね。
理由2:ストーリーがサクサク進む
『鬼滅の刃』や『約束のネバーランド』といった最近の漫画を読んでいると一昔前の漫画に比べてストーリーがサクサク進むようになったと感じます。
かつてのドラゴンボールも魔人ブウ編にそういった出版社サイドの思惑を感じた方もいらっしゃるでしょう。
『ドラゴンボール超』では、そのあたりが今風にアレンジされています。
テンポがいいのです。
実際にコミックとストーリーで(ザックリですが)比較してみましょう。
ドラゴンボール
- 悟空少年期:1−11巻(11)
- ピッコロ編:12-16巻(5)
- サイヤ人編:17-20巻(4)
- フリーザ編:21-27巻(7)
- 人造人間・セル編:28-35巻(8)
- 魔人ブウ編:36-42巻(7)
ドラゴンボール超
- 破壊神シャンパ編:1-2巻(2)
- 未来トランクス編:3-5巻(3)
- 宇宙サバイバル編:6-9巻(4)
- 銀河パトロール囚人編:10-15巻
フリーザ編あたりから単行本7-8冊使って描いていた1シリーズが『ドラゴンボール超』では2-4冊コンパクトになっていますよね(回数やページ数でカウントするともっとクリアに分かるのでしょうが、集計が大変なのでご容赦ください)。
強引な引き伸ばし感がなく、途中でダレずに一気に読めます。
理由3:バトルが「らしさ」を残しつつ進化している
ドラゴンボールのバトルと言えば、『ジョジョの奇妙な冒険』のような複雑な能力を使う難解なバトルではなく、わかりやすい肉弾戦中心のシンプルなものでした。
強さのベースは戦闘力○○といった一次元的な強さであり、超サイヤ人のバージョンアップによって強さを高めていました。
『ドラゴンボール超』ではベースは一次元的な戦闘力×超サイヤ人のバージョンアップですが、敵の中に時間の概念を操ったり、不特定多数から力を奪う(逆元気玉?)レバレッジ技を使ってくるキャラもいます。
宇宙一の強さを手に入れたと思われた悟空やベジータよりも強いキャラがゴロゴロ出てきて良くも悪くも期待を裏切られます。
ドラゴンボールワールドのスケールの大きさをもっとも感じていたのは、悟空とベジータかもしれませんね。
理由4:ストーリーと漫画の分業体制によりストーリーが深化して進化した
『ドラゴンボール超』ではストーリーと漫画の分業体制で制作されていますが、これが凄くハマっていて、鳥山先生が描くストーリーに深みをもたらしています。
未来トランクス編では、これまでの鳥山先生作品では描かれなかったようなシリアスさがありますし、銀河パトロール囚人編では元フリーザ軍の無名戦士という設定をうまく使って過去の資産を有効活用しつつ新たに積み上げて独自の世界観を深化させました。
鳥山先生も既に60代後半を迎えていますが、衰えるどころか成長を感じさせてくれています(偉そうでスミマセン)。
強さを追い求めて成長を繰り返してきた悟空ですが、それ以上に成長したのは鳥山先生だったようです。
まとめ:『ドラゴンボール』が好きなら『ドラゴンボール超』を読まない理由はない
『ドラゴンボール超』はスケール感をアップさせて復活しています。
ドラゴンボールが好きだった人であれば絶対に好きになれますし、作者である鳥山先生の成長も同時に感じることができます。
悟空やベジータと再びドラゴンボールワールドへ冒険に出てみてはいかがでしょうか。
ぜひ、『ドラゴンボール超』を読んでみてください。
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