「元気玉」をはるかに超えるレバレッジ技を見つけた話

こんにちは、taikiです。

先日、ドラゴンボールの「元気玉」という技が漫画史上唯一のクラウドファンディング型の技であって他に見当たらないという記事を書きました。

「元気玉」はズルい技!漫画史上唯一のクラウドファンディング技だった話

あれからクラウドファンディング型の技や概念を使った漫画や小説や物事を必死に探したら、いくつかありました。

そんな事例を集めていたら、「元気玉」以上にみんなの力をかき集めるレバレッジ技を思いついちゃいました。

クラウドファンディングよりももう一弾スケールがあがった狂気を感じさせる概念です。

せっかく思いついた概念なので形にして残しておこうと記事にまとめることにしました。

「くだらない妄想もここまで来たか!」という何の役にも立たない議論ですが、お付き合いください!!

レバレッジ型の技「元気玉」について復習

本題に入る前に、目線を揃えるためにレバレッジについて復習しておきましょう。

既にわかる方は読み飛ばしてください。

レバレッジ
小さな努力で大きな効果を生むこと。
出所:大辞林 第三版

ドラゴンボールに登場する技の中で、「元気玉」は自分の中から出てくる技ではなく外部からエネルギーを調達する技です。

「元気玉」はいわゆる”レバレッジ”が効いた唯一の技でした。

『ドラゴンボール』20巻より(C)鳥山明/集英社

しかも知り合いだけでなく、不特定多数の人からかき集める様子は最近定着してきたクラウドファンディングみたいでしたね。

クラウドファンディング

「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。
出所:Campfire社 Webサイト

このクラウドファンディングみたいな技が、ドラゴンボールどころか他の漫画を見渡してもほとんど存在しないことが前回のブログで考察した内容です。

その後、読者の方からもアイデアをもらって再考したところ、大々的なクラウドファンディングではないにしても、レバレッジの効いた技はいくつか見つかりました。

この前提を踏まえて、本題に入っていきましょう。

時空を超えるレバレッジ

Zガンダム最終回

『機動戦士Zガンダム』の最終回で主人公であるカミーユ・ビダンの操縦しているZガンダムに戦いの中で死んでいった人達の魂を吸い込んで力にするシーンがあります。

これは死者、すなわち時空を超えて過去から力をひっぱってくることによってレバレッジを効かせています。

さすがに時空を超えるレバレッジは身体への負荷もきつく、戦い終了後にカミーユ・ビダンは精神を壊してしまいました。


「あれは彗星かな…?いや…違うな。彗星はもっとこう、バァーって動くもんな」

HUNTER×HUNTER ゴン

ピトーに仲間であるカイトを殺されてブチギレてしまったゴンは、自分のすべてをかけて急成長してしまいました。

『HUNTER×HUNTER』29巻より(C)冨樫義博/集英社

ピトー曰く「天賦の才を持つ者が更にその才を全て投げ出してようやく得られるほどの力」とのことでした。

『HUNTER×HUNTER』29巻より(C)冨樫義博/集英社

これは未来の自分からの前借りなので厳密にはレバレッジではありませんが、時空を超えました。

もちろん反動も大きくその後、大変なことになてしまいました。

『HUNTER×HUNTER』32巻より(C)冨樫義博/集英社

↑時空を超えた反動

逆に、未来のキルアとかクラピカから少しずつ借りたらレバレッジを効かせつつ、自身への負荷は減らせたかも知りません(どうやってやるかはわからない)。

靖国神社

そして、ほぼ不特定多数の時空を超えたレバレッジはなんと現実世界にありました。

靖国神社です。
(靖国神社という名前を聞いただけで「ネトウヨ!」みたいな浅いことは言うなよ。)

明治以降に日本の為に亡くなった「英霊」の皆様を祀った神社です。

その子孫である我々は日々、集合的無意識の中で靖国神社の力を借りています。

集合的無意識

心理学者ユングが提唱した人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域。
「生まれつきみんなが持っている共通の潜在記憶」
出所:SPIBRE、Wikipediaを元に作成

元気玉のように力を集約して何かを攻撃する為に使うのではなく、我々の精神を鼓舞するカンフル剤的に「インナー元気玉」として使っているのでしょう。

解釈を広げると神社仏閣やスピリチュアル系のモノは時空を超越したレバレッジと言えます。

次元を超えるレバレッジ

世の中には古くは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』から最近では『君の名は』といったタイムトラベル系のコンテンツはたくさんあります。

触れる機会も多いので過去や未来に移動する時空系レバレッジは理解しやすかったことでしょう。

しかし、ここから先はもう一歩先に進んで、次元を超えてみましょう。

スティール・ボール・ラン ヴァレンタイン大統領

スティール・ボール・ラン(ジョジョ7部)に登場するヴァレンタイン大統領というキャラは、DC4(Dirty Deeds Done Dirt Cheap、いともたやすく行われるえげつない行為)という能力を使います。

『スティール・ボール・ラン』18巻より(C)荒木飛呂彦/集英社

別次元の並行世界に自由に移動することができて、そこから人やモノを連れてくることが出来るという能力です。

何を言っているかわからないですよね。

ドラゴンボールで言えば、トランクスがやって来てセルを倒した世界とトランクスがもともといた人造人間が暴れる世界の2つを自由に行き来できるようなものです。

スティール・ボール・ランの中では、同じ空間で同じもの同士が出会ってしまうと2つ存在することができないので崩壊するというルールがありますが、能力者であるヴァレンタイン大統領は特別だから大丈夫という無茶苦茶なルールです(詳しく知りたい方はスティール・ボール・ランを読んでください)。

つまり、並行世界から力を借りるという荒業をやってのければ、それは新しいレバレッジになります。

「この世界だけじゃなくて、並行世界のみんなーー、オラに元気をわけてくれー」と呼びかけるのです(笑)

ちなみに、ヴァレンタイン大統領は並行世界の自分を使っていたので、レバレッジというよりも究極の自己資本ですね。

ドラゴンボール超 多元宇宙

実はドラゴンボールでも次元を超えています。

未来から来たトランクスの世界はまさに並行世界の話ですが、続編であるドラゴンボール超では宇宙の概念を広げています。

『ドラゴンボール超』1巻より(C)とよたろう/鳥山明/集英社

↑スゴイことをサラッと言ってますw

我々がいる宇宙は第7宇宙であって、世の中には宇宙は12個あるんですって。

どうやって移動するのかはわかりませんが、ドラゴンボールは時空と次元の両方を変えてきます。

つまり違う宇宙からも力をかき集めると更に強烈なレバレッジをかけることができます。

時空と次元のおさらい

レバレッジの方向性を見てきましたが、ここでまとめて全体像を見ておきましょう。

時間の概念に次元の概念を組み合わせるとこんな感じ。

各作品をプロットするとこんな感じです。

世の中の反則技はこの概念のどれかを使っている可能性が高いのではないでしょうか。

俺が考えた漫画史上最強の技「極・元気玉」

「元気玉」はレバレッジがかかってズルいなぁと思っていたのですが、今回の記事を書きながら「もっと大きなレバレッジをかければいいんだ」という単純なことに気が付きました。

感の鋭い方はもうお気づきですね。

時空を超えて、次元を超えてみんなから力を集めちゃえばいいのです。

「現在の自然界・人間」「過去の亡くなった人達」「これから生まれてくる未来の人達」の3つに「並行世界」と「別宇宙」からも力をかき集めたらどうでしょうか。

ミスター・サタンがリツイートしてバズらせた「スーパー元気玉」を遥かに凌ぐ「極・元気玉」が作れそうな気がしてきました。

時空と次元を超えて力を集約させるという概念を打ち出した漫画や小説ってこれまでにありましたっけ??

無いようでしたらこの概念を誰かに使ってほしいですね(笑)。

漫画家や作家やコンテンツ作成に従事する皆様、どうぞご自由に使ってください!!

まとめ:人が空想できる全ての出来事は起こり得る現実である

『One Piece』24巻より(C)尾田栄一郎/集英社

前回の「元気玉はレバレッジ技だ」という話が発展(脱線?)して、時空と次元を超えたとんでもないところまで来てしまいました。

これを書きながら、「あの人、遂におかしくなったよね」と言われるんじゃないかとも思いましたし、実際に自分でもそんな気がしますww

こんな妄想を繰り返していると『One Piece』の名言、「人が空想できる全ての出来事は起こり得る現実である」を思い出されますね。

時空と次元を超えることが現実になる気はまったくしませんが、「空想」の部分は今回の記事を書くことによって強化された気がします(実現の部分は他の人に任せる)。

ぜひ、皆さんも漫画や小説を現実社会とリンクさせて自分なりの理解や解釈で作品を楽しみましょう。

以上「『元気玉』をはるかに超えるレバレッジ技を見つけた話」でした。

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昔読んだ少年漫画を大人になって読み返したら、大人ならではの視点で新しい学びがたくさんあり、再び漫画を読むようになりました。
せっかくなので、大人ならではの視点で少年漫画について書きたいと思います。
普段は冴えない中小企業を経営しています。
アラフォーのおっさん。