【鬼滅の刃】承認欲求の鬼「響凱」は売れないブロガーの怨念

こんにちは、taikiです。

2019年もっともホットだった漫画と言えば『鬼滅の刃』ではないでしょうか。

あまりにも面白いと聞くので私も読みました。面白すぎてドハマリしました。

主人公達の「友情・努力・勝利」というジャンプ漫画の王道を行きつつも、それ以上に敵役の鬼のストーリーに儚さと人間らしさに気持ちが入ってしまいます。

なんでこんなに鬼に気持ちが入るのかなぁと考えたところ「鬼とは人間の欲望のメタファー」という答えに辿り着きました。

今回は「鬼は人間の欲望のメタファー」という視点で鬼滅の刃を考えてみたいと思います。

承認欲求に苦しんだ鬼「響凱」

私が読んでいて印象的だった鬼は、3巻に登場する響凱です。

鼓を叩くと部屋が回転したり、ツメ攻撃をしたりと不思議な血鬼術で主人公の炭治郎を苦しめます。

そんな敵役、響凱がかつて人にも鬼にも自分を認めてもらえずに苦しんだ回想シーンが何度も出てきます。誰かに評価してもらうことを重要視していたようです。

今風の言い方をすると承認欲求です。

承認欲求(しょうにんよっきゅう)
「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。

承認欲求は努力へのモチベーションになるが、強すぎるとお金・地位ばかりを追いかけて幸せになれない。
出典:Wikipedia

響凱の承認欲求を掘り下げてみましょう。

作家として認められたいという承認欲求

響凱は人間であった頃から作家(の卵)でした。

どうやら鬼になってからも作家活動を続けていたようです。

なぜ鬼になったのかは語られていませんが、人間の時も鬼になってからも自分の文章を面白いと言ってもらえずに苦しみました。

現代で言えば、売れないブロガーが必死に毎日更新したけど、読者が全くつかずに「ブログは儲かるって言ったの誰だよ、全然儲かんねぇじゃん」となっている感じでしょうか。

そして、読んだ人からは才能がないと言われてしまいます。

はい、クソリプです。


原稿もこんな感じで踏みにじられます。

自分のブログを書けども書けども反響はクソリプだらけ、、、、ついにクソリプに耐えかねて、クソリプおじさんをブロック(≒殺害)しちゃいました。

自分の鼓を認められたいという承認欲求

響凱は趣味で鼓をやっていました。

現代で言えば、売れないバンドのドラマーでしょうか。

クソリプついでに音楽までバカにされてしまいました。

それはさすがに文章とは関係ないだろう(笑)

十二鬼月として地位を認められたいという承認欲求

鬼となった後に、プロブロガーを諦めて就職した会社で役職(十二鬼月)に就くぐらい活躍しました。

しかし、役職(十二鬼月)についた後は成績が振るわずに降格させられます。

降格してしまうと「また十二鬼月になって、上司(≒鬼舞辻無惨)に認められたい」と承認欲求が溢れてきます。

響凱は文章を書いて鼓を趣味にするぐらいですから、良い家柄の生まれ(現在で言えば立派な学歴?)だったのでしょう。

才能に溢れているはずの俺の文章が認められないのはおかしい、、、

才能に溢れるはずの俺が十二鬼月に残れないなんておかしい、、、

「周囲から認められなければならない」「期待を裏切れない」というプレッシャーを(勝手に)感じていたのかもしれません。

冷たい言い方をすると中二病です。

中二病(ちゅうにびょう)
「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。
出所:Wikipedia

響凱の心を開放したのは炭治郎の承認

そんな承認欲求に飢えた響凱を炭治郎が「スゲェ!」と認めました。

そうしたら、響凱の表情が変わり、心境に変化がありました。

遂に認められました。

嬉しかったのでしょうね。

このブログもそんなに多くの人に読んでもらえているわけではありませんが、楽しみにしてくれている人がいるのはとても嬉しいことです。(更新遅くてスミマセン)

「100万人に読まれる」といった大きな目標を掲げてそれに向けてがんばるのはいいですが、何事も千里の道も一歩からです。

面白いと言って読んでくれる人をコツコツと積み上げた先に大きな目標があるわけで、華々しいゴールを見据えるのもいいですが、まずは目の前のことに全力で取り組み、改善を積み上げることしかありません。

鬼になる前に炭治郎のような人に1人でも会えていたら、鬼にならずにすんだのに、、、残念です。

まとめ:いつの時代も人間の欲求は同じ


鬼滅の刃は1912年から1926年頃の大正時代が物語の時代設定です。

当時と今とでは社会制度や文化・文明はもはや別物ですが、人間の本質である欲求に関しては大きな違いはありません。

当時も承認欲求はあったし、会社組織があって、出世争いがありました。

本質的には大きく変わらない欲望や人間の営みを物語に落とし込んでいるからこそ、『鬼滅の刃』は面白いのでしょう。

「鬼は人間の欲望のメタファー」という視点で鬼滅の刃を読むとまた違った視点で物語を楽しめるはずです。

ぜひ、作者が作品に落とし込んだテーマを考えながら一歩深く鬼滅の世界に入り込んでみてください。

以上、「【鬼滅の刃】承認欲求の鬼「響凱」は売れないブロガーの怨念」でした。

あわせて読んで欲しい

響凱の次に戦う那田蜘蛛山の鬼「累」についても「鬼は人間の欲望のメタファー」として読み解いています。合わせてお楽しみください。

【鬼滅の刃】家族の絆を求めたけど手段が目的になっちゃった鬼「累」

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    昔読んだ少年漫画を大人になって読み返したら、大人ならではの視点で新しい学びがたくさんあり、再び漫画を読むようになりました。
    せっかくなので、大人ならではの視点で少年漫画について書きたいと思います。
    普段は冴えない中小企業を経営しています。
    アラフォーのおっさん。