ドラゴンボール天津飯に学ぶ臨機応変と無計画の違い

こんにちは、taikiです。

皆さんの周りに、「あの人は何事も臨機応変に対応出来て柔軟性がある」と言われる人と「あの人は無計画で行き当たりばったりだ」と言われる人いませんか?

「臨機応変で柔軟性がある」のと「無計画で行き当たりばったり」というのは似ているようで大きく異なることはなんとなく理解できると思いますが、この2つの違いは何なのでしょうか。

先日、昔読んだドラゴンボールを懐かしいなぁと思いながら読み返していたら、天津飯の行動に「臨機応変で柔軟性がある」行動と「無計画で行き当たりばったり」の行動の2つが混在していることに気が付きました。

今回は、ドラゴンボールの天津飯を題材に、「臨機応変で柔軟性がある」ことと「無計画で行き当たりばったり」の違いについて取り上げたいと思います。

臨機応変/無計画マトリックスで考えてみる

天津飯の事例に入る前に、今回の議論のベースとなるフレームワークについて見ておきましょう。
「状況の変化に対応できる/できない」「状況の変化によって目的がブレる/ブレない」の2軸で考えてみます。
臨機応変マトリックス

状況の変化に対応しているように見えて、本来の目的を見失ってしまうことがあります。
ここが「臨機応変で柔軟性がある」ことと「無計画で行き当たりばったり」の分かれ目と定義して議論を進めていきましょう。

天津飯の臨機応変と無計画のあいだ

天津飯の行動を具体的に4つほどピックアップしてみました。
悟空のライバルとして活躍する初期から仲間になって、少しずつ脇役に退いていく過程でどのように変化して行くか見ていくと面白いです。

天下一武道会での気功砲


出典:ドラゴンボール第12巻

天津飯は、最初は鶴仙人の弟子として登場し「殺し屋になる!」と毒づいていました。しかし、亀仙人や悟空との出会いを通じて自我に目覚め、自分が正しいと信じる道を歩み始めます。そんな心理状態で、天下一武道会の決勝戦で悟空と天津飯が対戦することになりました。
試合では、悟空が予想以上に強く、天津飯は悟空を殺さずに勝ちたいと考え、ある奇策を思いつきます。

そう、皆さんがよくご存知の気功砲で武舞台をふっとばすあのシーンです。

舞台をふっ飛ばしてしまえば、舞空術を使えない悟空は場外負けになると考えた末の作戦です。ここで起きたことを整理してみましょう。

当初の目的:
悟空に勝つこと

状況の変化:
悟空が予想以上に強かった。悟空を殺したくなくなった。

状況が変化した後の目的:
悟空に勝つこと

フレームワークにあてはめて考えると①「臨機応変・柔軟な思考」です。
目的がブレずに状況の変化を受け入れて、悟空を殺さずに勝つ最善策を捻り出しました。天津飯の名場面と言えば、このシーンを思い浮かべる人も多いことでしょうし、この臨機応変かつ柔軟な天津飯の行動を見て、その後の活躍を期待した人もたくさんいることでしょう。
しかし、そうは行きませんでした。

ピッコロ編での魔封波


ピッコロ大魔王編で天津飯が魔封波を習得し、ピッコロ大魔王を封印する為に戦いに行くシーンがあります。
ピッコロ大魔王と対峙した際に、魔封波で封印する電子ジャーが割れていることに気付きます。壊れているはずのない電子ジャーが壊れている。。。つまり、状況の変化が発生しました。この変化を受けて、天津飯はピッコロ大魔王を封印するのではなく倒そうとしてしまいます。

ここで起きたことを整理してみましょう。

当初の目的:
魔封波でピッコロ大魔王を封印する

状況の変化:
電子ジャーが壊れていたのでピッコロ大魔王を封印する魔封波が使えなくなった

状況が変化したあとの目的:
ピッコロ大魔王を戦って倒す

こうなると状況変化マトリックスにおいては、②の「無計画の行き当たりばったり」に該当します。

魔封波が使えなくなってしまったのですから、本来の目的を達成することを考えたら、一旦逃げて、壊れていない電子ジャーをとってくるが正しいでしょう。残念ですが、天津飯のとった対応は臨機応変ではなく、無計画の行き当たりばったりでした。

本来なら大勝負に行く前に、予備の電子ジャーを用意しておくぐらいやっておくべきでしたね。何事も準備不足でパニックになって、目的がブレては意味がありません。

サイヤ人編での気功砲


サイヤ人のベジータとナッパが地球にやってきました。
まずはナッパと戦いますが、サイバイマンにヤムチャを殺され、餃子が命をかけてナッパを倒そうとしましたが、ナッパは死なずに無駄死になってしまいました。そんな状況で、天津飯は気功砲(?)をナッパに使って倒そうとします。

このシーンを整理してみましょう。

当初の目的:
サイヤ人から地球を守る

状況の変化:
餃子が自爆してもナッパを倒せなかった

状況が変化したあとの目的:
ナッパを倒して餃子の仇をとる

残念ながら天津飯の行動は、②「無計画の行き当たりばったり」です。
餃子が命をかけて自爆しても倒せなかったのですから、一度冷静になって考えて、どうやったらナッパを倒せるのかを作戦会議するべきでした。しかも餃子がその前に「さよなら天さん・・・どうか死なないで」と言ってくれているにも関わらずです。

天津飯もあそこで死なずに生きていたら、その後の戦いはもう少し楽になったかもしれません。後先考えずに気功砲(?)を打って、一矢報いようとするのはなんとも計画性のない行動です。餃子が死んでしまったのが悔しいのはわかりますが、そんな時こそ冷静に対処してほしかった。

セル編での新気功砲

セル編での天津飯と言えば、このシーンでしょう。
17号を吸収したセルが無茶苦茶な強さになってしまった後のことです。18号を吸収して完全体になって、これ以上のバケモノになったらさすがに頼みの悟空でも無理だろうと考えて、18号を逃がすために新気功砲によってセルを足止めするシーンがあります。
このシーンで起きたことを整理してみましょう。

当初の目的:
(天津飯以外の誰かが)セルを倒す

状況の変化:
セルが17号を吸収して強くなってしまった

状況が変化したあとの目的:
(天津飯以外の誰かが)セルを倒す

これは①「臨機応変かつ柔軟な思考」です。
天津飯は自分がセルを倒せるとは1ミリも考えてはいません。悟空に倒してもらえばいいと考えていました。しかし完全体になったセルはきっと悟空でも倒せないと判断し、完全体になることを阻止するべく新気功砲を連打してセルを足止めします。セルを倒すのは悟空の仕事です。自分の役割を考えた末、次の人に引き継ごうと考えた見事な行動でした。

天津飯の名シーンに天下一武道会と並んで、セル編の新気功砲をあげる人も多いと思います。その理由は状況が変化しても目的がブレずに臨機応変に対応して、自分の役割を全うしたからではないでしょうか。

かつて殺し屋を目指していた天津飯もチームプレイが出来るようになりました。この時代の天津飯であればサラリーマン組織の中であっても立派に活躍できたことでしょう。

まとめ:その行動は臨機応変なのか無計画なのか目的で考えよう


いかがでしたでしょうか?
天津飯が活躍する名場面といえば、天下一武道会での気功砲とセル編での新気功砲ですよね。
その天津飯が活躍するシーンには目的がブレないという共通点がありました。

この切り口でヤムチャやクリリンの行動や立居振舞をみても活躍シーンの共通点が浮かび上がってきますし、我々の現実社会においても同様のことが言えるのではないでしょうか。

ぜひ、現実社会においても状況の変化を見極めて、目的がブレない行動を心掛けてください。

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    昔読んだ少年漫画を大人になって読み返したら、大人ならではの視点で新しい学びがたくさんあり、再び漫画を読むようになりました。
    せっかくなので、大人ならではの視点で少年漫画について書きたいと思います。
    普段は冴えない中小企業を経営しています。
    アラフォーのおっさん。