【仙豆はOEM?】仙豆を本当は誰が作っているのか考えた話

こんにちは、taikiです。

突然ですが、ドラゴンボールの仙豆ご存知ですか?

先日、飲みながら会話している中で、「仙豆ってカリン様は絶対に作ってないよな」という話題になりました。

仙豆とは1粒食べると元気になって、怪我もなおって、元気になる回復アイテムです。

『ドラゴンボール』(C)鳥山明/集英社

仙豆は本当にカリン様が作っているのでしょうか?

それなりに年齢と社会人経験を重ねたドラゴンボール世代の皆様は、「たしかに。外注しているはずだよなぁ」と思うことでしょう。

今回は、「仙豆の製造」に着目して掘り下げてみたいと思います。

仙豆は誰が作っているのかを考えてみよう

仙豆のように栄養価の高い作物は地上の豊かな土壌で作られていそうです。決してタワマン(≒カリン塔)の最上階で栽培されているとは思えません。

カリン様自体もタワマンの最上階で引きこもって下界には降りてきません。

もちろんカリン様自らが地上におりて製造している可能性はゼロではありませんが、カリン様の生活スタイル(≒引きこもり)を見ていると外注している業者がいることは間違いないでしょう。

『ドラゴンボール』(C)鳥山明/集英社


↑タワマン最上階の住人カリン様

仙豆はOEM

仙豆はどこかの誰かが製造し、それをカリン様の名前で悟空達に配ります。

いわゆるOEMです。
(カリン様が仙豆の分野の専門家で、企画開発を自分でやっているファブレス型の可能性もありますが、一旦それはおいておく。ファブレスに関しては後ほど)

OEM(オーイーエム、original equipment manufacturer)
他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業。
「相手先(委託者)ブランド名製造」、「納入先(委託者)商標による受託製造」などと訳される。
出所:Wikipedia

製品にSONYの文字があっても実際はSONYのロゴを貼り付けただけで、実態は違う会社の商品的なアレですね。

仙豆もカリン様の商品に見えて、カリン様が契約している製造会社が作っているのです(たぶん)。

仙豆開放によって想定される弊害

皆さんは、疲れてヘトヘトになった時に「仙豆あったらいいのになぁ」と考えたことありますよね?

仙豆は一粒食べれば怪我も治るし、疲労も吹っ飛びます。

『ドラゴンボール』(C)鳥山明/集英社

そんな便利なものをなぜカリン様は人間のために使ってくれないのか。当然浮かび上がってくる疑問です。

これに関しては、カリン様の人間を想う立場想像してみましょう。

仙豆を人間たちに開放すると下記のような問題がおきてしまいます。

  • 仙豆の治療効果による既存の医療ビジネス崩壊、失業者大量発生
  • 仙豆利権による争いの発生
  • 仙豆の軍事利用による悪用

医療関係者から仕事を奪い、しかも争いが起こるでしょう。

カリン様が人間界の秩序を破壊するようなことは当然出来ません。

仙豆の独占契約×ブラックボックス化戦略

そして、製造ノウハウが知れ渡るとフリーザ軍のような悪い人達に兵器として悪用される可能性が出てきます。

だからこそ、カリン様が仙豆製造を委託する先の業者は、厳しい守秘義務を課された独占契約(神様保証あり)のもとでヒッソリと作っています。

実際に本編では決して触れてないでしょ?

悟空ですら仙豆をどこで誰が作っているのかは教えてもらえないでしょう。

当然、製造ノウハウはブラックボックス化します。特許申請なんてとんでもない!

仙豆がもたらすカリン様のポジション

また、カリン様の立場からも考えてみても仙豆の独占権を守る必要があります。

カリン様がカリン様として振る舞える理由は、ズバリ仙豆です。

『ドラゴンボール』(C)鳥山明/集英社


↑仙豆が少量しかないのは、希少性がないと立場が危うくなるから

初期の頃は「強さ」でカリン様として尊敬されましたが、強さのインフレの中で「強さ」による威厳はなくなってしまいました。

にも関わらず、多くの人がカリン様を敬います。

仙豆があるからですね。

↓初期の頃に大量にあったのはカリン様の「強さ」が通じたから。この後、将来の自分の立場を案じて生産量を絞ることになる。

『ドラゴンボール』(C)鳥山明/集英社

仙豆がなかったら、カリン様は単なるタワマンに引きこもった猫なのです!

仙豆情報はそれでも漏れ伝わる

ただ、仙豆情報は悟空やクリリン達が人間界でたまに話すことによって少しずつ情報が流出するでしょう。

流出した情報を元に人間界で研究開発され、それっぽいマガイモノが商品化して市場に辿り着きます。

エナジードリンク説

エナジードリンクの覚醒作用の正体は仙豆エキス(≒カフェイン)かもしれません。

回復系サプリメント

トレーニングのお供として定着した感のあるエクステンドも仙豆商品の可能性があります。

エクステンド飲みながらトレーニングしたことがある方はご存知だと思いますが、動ける時間が伸び(extendされ)ますよね。

仙豆には必須アミノ酸であるBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)も入っていると思われます。

カプセルコーポレーションとファブレス

『ドラゴンボール』(C)鳥山明/集英社


仙豆から少し脱線してしまいますが、せっかくなのでもう一つ学んでおきましょう。

ブルマの実家であるカプセルコーポレーションは自社で製造を行っているのでしょうか?

自社製品を大量生産する工場的な描写が出てきたことは一度もありません。

企画・開発をメインとしているファブレスメーカーでしょう。

ファブレス(fabless)
fab(fabrication facility、つまり「工場」)を持たない会社のこと。
工場を所有せずに製造業としての活動を行う企業を指す造語およびビジネスモデル。
出所:Wikipedia

現実世界で言えばiPhoneやMacで有名なApple社ですね。

自社で優秀な人材が企画と開発を行って、製造は台湾や中国の企業にお願いしています。

まとめ:スカウターや戦闘服だってきっとOEM?

『ドラゴンボール』(C)鳥山明/集英社


仙豆に限らず、フリーザ軍のスカウターや戦闘服も違う組織が製造していることでしょう。

どう考えても脳みそが筋肉でできているようなガテン系組織に、あのような高度なアイテムの開発は向きません。

我々が実生活で使っているアイテムもほとんどがOEMやODMです。

*ODMはここでは説明しないので各自ググってください

ドラゴンボールに限らず、不思議なアイテムが出てきたら製造業者についても思いを馳せてみて下さい。

その想像力こそが、次なる不思議なアイテムのアイデアを呼び起こし、製造業のレベルも引き上げます!

以上「【仙豆はOEM?】仙豆を本当は誰が作っているのか考えた話」でした。

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